
■ こくまろバターチキンカレー | レシピ | ハウス食品
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読了:意識はなぜ生まれたか[マイケル・グラツィアーノ/鈴木光太郎]
生命進化の過程で〈意識〉はいつ生まれたのか?
私たちの〈心〉はどのようにして形づくられるのか?
〈機械〉に意識を宿らせることは可能なのか?
ユニークな工学的アプローチで脳が心を生むメカニズムに迫った、神経科学の第一人者による衝撃の論考。
意識を宿したAI(人工知能)=人工意識は、いかなる未来を描くのか?
”意識の注目理論を提唱する著者と、脳の中へと飛び立とう。
ヒトの心に興味があるなら、この本は最高の知的冒険だ。”
ーーブライアン・グリーン(『時間の終わりまで』著者)
”彼の斬新なアプローチが、幾多の意識研究が陥っていた沼から私たちを救い出す。”
ーースーザン・ブラックモア(『意識』著者)
”難解になりがちな意識のテーマをわかりやすく伝えた、お手本のような一冊。”
ーー『パブリッシャーズ・ウィークリー』
1 会話するぬいぐるみ
2 カブトガニとタコ
3 カエルの視蓋
4 大脳皮質と意識
5 社会的意識
6 意識はどこにあるのか?–ヨーダとダース・ヴェイダー
7 さまざまな意識理論と注意スキーマ理論
8 意識をもつ機械
9 心のアップロード
付録 視覚的意識の作り方
脳神経心理学者である著者が提唱する「注意スキーマ理論」をベースに、意識とはなんであるのかを進化から語り起こし、果ては人工意識の可能性にまで展開する。
たとえ話が豊富で、とても親しみやすく読みやすい。また、この手の話で初学者を困惑させるテクニカルタームや表現についても、世間一般にはこう捉えられるが、テクニカルタームとしてはこういう意味になるということをわりと丁寧に説明してくれている(「注意」という言葉でさえテクニカルタームなのである)。専門ではない大学教養程度で大筋は理解できると思われる。
最後の章では人間の意識をコピーして機械にアップロードできるかどうか?技術的な課題とともにそのときどんな問題が起こるのか?といったことが議論される。考慮すべき点は数々あるものの、実現可能性について著者は割と楽観的なのが印象的。
付録では、何をもって機械が意識を持つといえるのかをステップを踏んで考察していく。なるほど、人工意識の実現からヒトの「意識」とは何かを構築する試みでもあるな。
■ 意識はなぜ生まれたか[マイケル・グラツィアーノ/鈴木光太郎]
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